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幼稚園・保育園の選び方

この記事は、元幼稚園勤務・保育所勤務の立場から、
「幼稚園・保育園選びの裏技」を発信しているものです。

「来年の春から入園させるつもり」そんなお父様お母様もたくさんいらっしゃることでしょう。夏休みがあけると(早い園では夏前から)、一斉に始まるのが「一日入園」「体験入園」「園内見学」ご父母の皆様もインターネットをはじめ、地域情報誌や、ご近所の噂、口込み情報までピピピっとアンテナを張り巡らせていらっしゃることと思います。「選択肢も情報もありすぎて、どんなふうに選んだら良いのかわからない!」少しでもそんな皆様の参考になれば幸いです。幼児期の数年間を過ごす場所ですもの。納得して入園に臨みたいものです。

幼稚園と保育園の違い

「幼稚園って誰でも入れるんでしょ?」「私は共働きだから保育園に入れたいの」
お母様方の間で普通に会話に出てきそうですね。ではもう一歩踏み込んで、違いを考えてみると

★幼稚園は「文部科学省」
★保育園は「厚生労働省」の管轄です。
さらに具体的にいうと

★幼稚園は「学校」
★保育園は「福祉施設」となっています。

以下、それぞれの存在理由と、保育の目的、ねらいなどについて抜粋しました。難しい話がお好みでない方はスルーしてくださいね。

幼稚園について~「学校教育法」より第7章 幼稚園
第77条 幼稚園は、幼児を保育し、適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。 
第78条 幼稚園は、前条の目的を実現するために、次の各号に掲げる目標の達成に努めなければならない。
1.健康、安全で幸福な生活のために必要な日常の習慣を養い、身体諸機能の調和的発達を図ること。
2.園内において、集団生活を経験させ、喜んでこれに参加する態度と協同、自主及び自律の精神の芽生えを養うこと。
3.身辺の社会生活及び事象対する正しい理解と態度の芽生えを養うこと。
4.言語の使い方を正しく導き、童話、絵本等に対する興味を養うこと。
5.音楽、遊戯、絵画その他の方法により、創作的表現に対する興味を養うこと。

保育園について~「保育所保育指針」より
第1章 総則  保育所は、児童福祉法に基づき保育に欠ける乳幼児を保育することを目的とする児童福祉施設である。したがって、保育所における保育は、ここに入所する乳幼児の最善の利益を考慮し、その福祉を積極的 に増進することに最もふさわしいものでなければならない。保育所は、乳幼児が、生涯にわたる人間形成の基礎を培う極めて重要な時期に、その生活時間の大半を 過ごすところである。保育所における保育の基本は、家庭や地域社会と連携を図り、保護者の協力の下 に家庭養育の補完を行い、子どもが健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境を用意し、自己を十分に発揮しながら活動できるようにすることにより、健全な心身の発達を図るところにある。そのために、養護と教育が一体となって、豊かな人間性を持った子どもを育成するところに保育所にお ける保育の特性がある。また、子どもを取り巻く環境の変化に対応して、保育所には地域における子育て支援のために、乳幼児 などの保育に関する相談に応じ、助言するなどの社会的役割も必要となってきている。このような理念や状況に基づき、保育を展開するに当たって必要な基本的事項をあげれば次のとおりである。
1 保育の原理
(1)保育の目標
子どもは豊かに伸びていく可能性をそのうちに秘めている。その子どもが、現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことが保育の目標である。このため、保育は次の諸事項を目指して行う。
ア・十分に養護の行き届いた環境の下に、くつろいだ雰囲気の中で子どもの様々な欲求を適切に満たし、生命の保持及び情緒の安定を図ること。
イ・健康、安全など生活に必要な基本的な習慣や態度を養い、心身の健康の基礎を培うこと。
ウ・人との関わりの中で、人に対する愛情と信頼感、そして人権を大切にする心を育てるとともに、自主、協調の態度を養い、道徳性の芽生えを培うこと。
エ・自然や社会の事象についての興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の基礎を培うこと。
オ・生活の中で、言葉への興味や関心を育て、喜んで話したり、聞いたりする態度や豊かな言葉を養うこと。
カ・様々な体験を通して、豊かな感性を育て、創造性の芽生えを培うこと。

             
    
・・・・・という感じです。誤解をおそれずに言ってしまえば、幼稚園は「学校」であり保育園は「家庭のかわりとなる生活の場所」ということでしょうか。地域によっては、幼稚園しかない、保育園しかない、という場合もありますが選択支があるのであれば、こんな視点から園を比べてみるのも一案かと思います。また、幼稚園の先生は「幼稚園教諭」、保育園の先生は「保育士」としての誇りをもって、日々、子供たちのために頑張っているわけです。資格も、目的意識も違うので、それぞれの先生と接する時に思い出していただけると良いかもしれません。ちなみに、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが保育園は正確には「保育所」といいます。ですから、4月に行われる式も本当は 「入園式」「入所式」と違ってくるわけです。



保育園・幼稚園の選び方のポイント(裏技)

幼稚園、保育園、24時間託児施設に勤務した経験にもとづき、あまり大きな声では言えない「選び方のポイント」をないしょでお話しましょう。

★見学に積極的すぎる園は要注意!
「園児と父兄はお客様」という意識が強すぎる園は、定員割れして人数集めに必死か、または経営者がお金にうるさいかどちらかの場合が多いです。教育方針が明確なら「だれでもいいからとにかく入園してね」状態にはならないはず。一クラスの人数は少ないほうが目も行き届きますし・・・。

★「プレスクール」は保育室が空いている証拠
入園前の子供たちを預かってくれる園も増えています。時には子供を預けてリフレッシュしたいお母さまや、子供を早く園になれさせたいお母様には好評なようですが人気のある園なら、そもそもプレスクールを運営する保育室は空いていないのでは・・・・?入園前から、園児を取り込む作戦としては有効ですが。

★運動会は立派?楽しそう?
秋の運動会を見学に行きましたか?整列やお遊戯などは、一糸乱れず立派でしたか?それとも、わいわいと楽しそうでしたか?立派な演技を披露していた園は、日々規律に厳しく、運動会の練習もかなりしているはず。当然それだけ、自由に遊ぶ時間は大幅に削られています。対して、まとまりない演技でも一人ひとりがイキイキと楽しそうに参加しているなら先生も子供たちもほとんど練習せず、毎日遊んでいたはず。どちらを求めるかは考え方しだいです。

★なんでもない日に園をとおりかかってみて!
買い物や散歩のついでにさりげなく園庭を覗いてみましょう。子供たちの姿はありますか?一斉保育を実施している園は、午前10時~お昼前までは、みんな保育室にいるかもしれませんが、自由な時間もあるはず。自由保育の園はその名のとおり、一日自由ですから、園庭はいつもにぎやかなはず。でも中には。「園庭で自由に遊ぶのは禁止!!」(事故防止のため)というところも。外遊び重視か、机に向かう習慣をつけたいのか・・・園になにを望むのか、意見がわかれるところです。

いかがでしたでしょうか。
あなたのお子さんにぴったりの園がみつかりますように!


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あさくらゆかり

プロフィール

あさくらゆかり

Author:あさくらゆかり
幼稚園教諭・保育士
小学校特別支援員を経て
2007年より心理カウンセラーとして活動。
(株)kikiwellが運営する 
キキウェルメンタルヘルスサービスに所属。
電話カウンセリング8,000件
メールカウンセリング3,000件の実績。
マスコミ出演多数。
もっと詳しいプロフィールはこちら
http://kikiwell.com/staff/a_01.html
(キキウェルメンタルヘルスサービスのHPにジャンプします)

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