FC2ブログ

ADHDの彼①出逢い

平成19年4月に学校教育法の一部が改正され、「特殊教育」が「特別支援教育」という名称に変わりました。名称だけでなく内容も大きく変化しています。そのひとつに「援助が必要な児童」を特殊学級でなく、普通学級の中で支援していく、という取り組みがあります。

これは私が、「援助が必要な児童の専属=学級支援員」として
一年間奮闘したお話です。



学級支援員として公立小学校に勤務することになった私。
専属となるのは2年生の男の子。
ADHDが疑われていた。

出逢いは強烈だった。

彼の所属するクラスの教室に
初めて足を踏み入れた日。

担任の先生と校長先生に続き、教室に入る私。
一斉に向けられる、きらきらした瞳。

(ああ、子供のパワーってやっぱりすごい!
私はやっぱり教育の現場が好きなんだ)

などと感慨に浸っていたのもつかの間。

校長先生が私の名前を紹介して下さった直後、
さっと私に近づいてきた、男の子。
クラス全員が席についており、
校長先生の話し中だというのに。

彼は私のそばまでくると、嬉しそうに私の顔を見上げ、
出し抜けにこう言った。


「ゆかり先生!!135-49はいくつだ?」


まさにその子が、対象児童の「彼」だった。




本当にADHDなのか、ただのわがまま坊主なのか??
「中枢神経系の異常」なら、治ることはないから、
優しく適切に援助し続けるしかない。
でも、ただのわがままなら、彼に知って欲しいの。
効果的な自己表現の仕方や、
より楽しく快適に生きるための術を。


本当は、こんなふうに考えながら、
彼に接すること自体が、私の傲慢なところだと思う。
 
あいまいなまま、学級活動がスムーズにできる程度に彼をフォローし、
つがない日々を重ねていく・・・

それだけで、お給料はもらえるのだけれど。
それ以上のことを考えているから、
いけないのかもしれないけど・・・・・

こうして、学級支援員の「私」と
対象児童「彼」との
激動の一年間が幕を開けました。



キキウェルメンタルヘルスサービス
子育て育児電話悩み相談室
子育て育児電話カウンセリング
スマイルルーム
あさくらゆかり

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

あさくらゆかり

Author:あさくらゆかり
幼稚園教諭・保育士
小学校特別支援員を経て
2007年より心理カウンセラーとして活動。
(株)kikiwellが運営する 
キキウェルメンタルヘルスサービスに所属。
電話カウンセリング8,000件
メールカウンセリング3,000件の実績。
マスコミ出演多数。
もっと詳しいプロフィールはこちら
http://kikiwell.com/staff/a_01.html
(キキウェルメンタルヘルスサービスのHPにジャンプします)

コンテンツ

ページの先頭へ戻る