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「子どもと話し合わないこと」で子どもが得られる とても大きなもの

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最近、このような言葉に触れる機会が多くありませんか。

「まずは何でも話してみることです。話せばわかりあえます」

話せばわかりあえるかどうかについての個人的な見解は次の機会に譲るとして、
今回は「相手とのコミュニケーションを(意識して)とらないことを選択しているお二人のクライエント様についてご紹介します。

このところ、教育界では
「親子は何でも話し合い、お互いを理解し合うことが大事」
というようなことが言われているようですが・・・
今日私がこの記事でお伝えしたいことは
「なんでもすべて話しあえばよい、というものではない」ということです。
「話さないこと」で相手が得られるものもある、ということです。

私はこの数日間で
「話さず、黙っていること」の重要性を思い知るようなお話を2件、
それぞれ別のクライエント様から、電話カウンセリングの中でいただきました。

お二方とも、話さなかった相手、話していない相手はお子さんです。
親として子どもに向けて
自分の気持ちを伝えたい、そして相手の気持ちも聞きたい。
これらはごくごく一般的な親としての希望であると思います。
(ただし私はこれらは決して義務だとは思っていません)

でも中には、電話カウンセリングで私にお話し下さったクライエント様のように
お子さんに対して

「相手の話を聞きを出さないこと」
「相手に自分の気持ちを伝えないこと」を
迷いながらも、でも積極的に選択している


お母様方がいらっしゃいます。

お一人のかたの理由はこうです。
「確かに娘の言動は心配だし、親としてすごく気になります。
でも何が起きているのか、どういうつもりなのかを無理に聞き出そうそせず、
娘が話してきたときにだけ、
私が楽しそうに娘の話を聞いてやるだけでいいのだと思います。
そうすれば娘はそれだけでとても安心するようですし、
無理に聞き出さなくても、娘のほうから色々と話してきますから」

もうお一人の方の理由はこうです。
「私は自分の気持ちを息子にわかってほしいですし、本当は伝えたいです。
こんなに一生懸命あなたの事を考えているのよ、と。
でもそんなことは本人には言いませんし、言えません。
だって”息子のことを一生懸命考えていること”は私が勝手にしていることですから」

・・・・・・・

私はこれらのお話を電話カウンセリングでお伺いした時
クライエント様に対して心から尊敬の念を抱きました。

これらの事例はたまたま親子関係についてですが
夫婦、恋人、友人、仕事仲間・・
もしかしたらすべての人間関係に応用できるように思います。

もちろん、相手の年齢や、お互いの立場によっては
適切な知識やアドバイスが必要な時もあるでしょう。
ただ、相手の立場や自分の立場をふまえ(子どもに対する責任問題含む)、
適切な知識や解決方法などを相手が知っていて(実行可能で)
なおかつそれを相手が選ばないのであれば
私が相手に対してできることは、そんなに多くはないと私は考えます。

相手の人生は相手のものであり、
”私”のものではありません。


積極的に「聞き出さない」「伝えない」ことで
相手にさし上げられるもの。
相手が得られるとても大きなもの。

それは
「お母さんはいつでも私を信じて見守ってくれている」
という尊重されている感覚、
「私の話をいつも楽しそうに肯定的に聞いてくれる」
という安心感、
「”あなたのためだから”と押し付けられないでいる」
という安全感。

このような、とても大きなものではないかと私は思います。

そんなギフトがあるのだなあと、
改めて考えさせられた出来事でした。

みなさんはどう思われますか?

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(株)kikiwellキキウェルメンタルヘルスサービス
マザーカウンセラーのあさくらゆかりでした!

電話・メール・対面でマザーカウンセリングをご提供しております。
詳細は(株)kikiwellキキウェルメンタルヘルスサービスのHPで。


プロフィール

あさくらゆかり

Author:あさくらゆかり
幼稚園教諭・保育士
小学校特別支援員を経て
2007年より心理カウンセラーとして活動。
(株)kikiwellが運営する 
キキウェルメンタルヘルスサービスに所属。
電話カウンセリング8,000件
メールカウンセリング3,000件の実績。
マスコミ出演多数。
もっと詳しいプロフィールはこちら
http://kikiwell.com/staff/a_01.html
(キキウェルメンタルヘルスサービスのHPにジャンプします)

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