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不登校カウンセリング

不登校の中学生の母親からの依頼で週に一回その子と電話で話をしています。
親の方ならまだしもその子供と話をするということなので、
最初は断りました。

でも再度お電話をいただき、
熱心に依頼されましたのでお引き受けしました。

不登校のことなど何も知らなかった私は、
それからいろいろ勉強させていただきました。

最初は何とか外に出られるように頑張ろう・・。
などと思っていました。

しかし、中学生と私との年齢差が大きくて、入り込めません。

でも、なんとか話をしているうちに、
「この子を解ろうとするのは無理」ということがわかりました。

定点で気持ちが汲み取れないいんです。
つまり、

「明日は学校へ行こうかな気味の不登校と、
学校なんて絶対行かない気持ちの不登校」では
まったく彼の気持ちが違ってつかめないのです。

そしてある日彼が海の近くに住んでいて、
つりがすきということを知って、
何回かその話で盛り上がったときに、ふと思い出しました。

こんなことを言うと怒られそうですが、
理由があって不登校になった場合、理由は重要ですが、
学校に行く行かないはそれほど大きな問題ではないと思います。
外に出られるようにする、なんて目標自体が
上から目線でおこがましいと気づきました。

最初から脱線していたわけです。
新幹線が脱線しているのに気がつかずに、横浜まで来ちゃった感じです。

それからは釣りの話ばかりで、
不登校のふの字さえ出てきません。

彼は、一歩も外に出ずに、パソコンを一日中やってたのに、
朝、つりに行くようになった。

彼のご両親からは
「ありがとうございました」とお礼まで言われてしまった。

不登校の子供たちの気持ちは、頭が固くなり、
世の中に擦れてしまった私たち大人には計り知れないほど複雑で深い。
それを理解しようなんて無理だと思う。
もし理解できたと思っているならば、
それは子供の方が「理解したと思わせておこう」と
大人が気を使っているのかもしれない。

最近は、朝、
「釣竿持って海に行かないで、かばん持って学校行けよ」
と笑って言える様になっったが、
死んだような目をして、何かにおびえながら学校に行く彼より、
やる気満々で釣り竿を担いでいる彼を
これからも、見たいと思うようになった。

・・・・。でもこれは、やっぱり、いけないことかなあ。


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菊本裕三

プロフィール

あさくらゆかり

Author:あさくらゆかり
幼稚園教諭・保育士
小学校特別支援員を経て
2007年より心理カウンセラーとして活動。
(株)kikiwellが運営する 
キキウェルメンタルヘルスサービスに所属。
電話カウンセリング8,000件
メールカウンセリング3,000件の実績。
マスコミ出演多数。
もっと詳しいプロフィールはこちら
http://kikiwell.com/staff/a_01.html
(キキウェルメンタルヘルスサービスのHPにジャンプします)

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